出版文化社 共同出版事業部

それでも未来(まえ)へ 【阪神・淡路大震災】復興住宅単身高齢者へのききとり

阪神・淡路大震災の震災復興住宅に住む単身高齢者から話を聞き、記録を整理しまとめたものです。数々の証言をもとに被災者の生活の実態に迫ります。

1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災。その震災を経て震災復興住宅に住むようになった単身高齢者から被災後3年~12年の約10年の間、話を聞き、記録を整理しまとめたのが本書です。聞き取りを行ったのは「ただ聞くだけ」の傾聴ボランティアグループ「週末ボランティア」の人々。震災で家を失い、生活の場を変わらざるを得なかった人々の想いはどのようなものだったのか、またそれが10年余りでどのように変わっていったのか。数々の証言をもとにその実態に迫ります。
阪神・淡路大震災の被災者でもある相川教諭は、「東北の被災地で、新たな地域再生を模索し続けている今、18年前の大震災被災者に学ぶべきことがまだ多く残されていると思います。そしてその記録を残すことで、阪神・淡路大震災、そして今回の東日本大震災の被災者へ向けた小さなエールになることを願っています。」と語ります。

第一章 阪神・淡路大震災被災単身高齢者の言葉に学ぶ

Ⅰ 被災者の言葉のアーカイブ ――東日本大震災被災者への小さなエール
Ⅱ 聞き取った証言から被災単身高齢者の生活と心の持ち方を読みとる

第二章 仮設住宅・復興住宅に住む被災単身高齢者の証言

Ⅰ 証言一九九七~二〇〇六
Ⅱ 単身高齢者K氏の証言 被災前日からの一二年間

第三章 被災単身高齢者の証言から見えてくるもの

Ⅰ 証言から浮かび上がる被災単身高齢者の生活と心情
Ⅱ 東日本大震災後の今、改めて被災高齢者の言葉に学ぶ

soredemo
著者 相川 美和子・増澤 康男
監修
発行 報光社
価格  1,800円+税
情報
  • ISBN : 9784883385454
  • 体裁 : A5判 並製 296ページ
  • 発売日 : 2013年6月1日

著者プロフィール

相川 美和子(あいかわ・みわこ)
京都府立大学生活科学部卒業、兵庫教育大学大学院学校教育研究科修士課程修了。現在、兵庫教育大学付属中学校教諭(家庭科)。兵庫県生まれ兵庫県育ち。神戸市灘区で阪神・淡路大震災に被災。以降、教員を続けながら「週末ボランティア」に参加。

増澤 康男(ますざわ・やすお)
東京大学薬学部卒業、東京大学大学院薬学研究科博士課程修了。現在、兵庫教育大学大学院教授(栄養生化学、食育、総合学習)。兵庫県生まれ神奈川県育ち。神戸市灘区に母方の実家があり、神奈川県に移ってからも毎年夏を過ごした。兵庫県に赴任後、一年目に阪神・淡路大震災に遭遇し、叔父・伯母が被災。