出版文化社 共同出版事業部

暗がり礼賛
明かりと電気の歴史と地球温暖化

「明かり」を落とし、「暗がり」を見直そう!

経済成長は便利で快適な暮らしを実現する一方、地球温暖化という巨大な課題をもたらした。エネルギーの大量消費に支えられた経済成長を象徴する「明かり」と、エネルギー消費の少ない暮らしを象徴する「暗がり」。
本書ではその二つに焦点を当て、明かりと電気の歴史を振り返る。モノやサービスへの過度な依存を減らし、新たな暮らし方を示唆する一冊です。

【著者紹介】
前田啓介
1955年兵庫県生まれ。出版社勤務、在シカゴ日本国総領事館専門調査員などを経てフリーライターとなり、経済分野を中心に執筆。著書に『黒船の思想 上巻』『軍人たちの大阪城』『木綿リサイクルの衰退と復活』(いずれもブックウェイ)。兵庫県在住。

【目次】
■序章 「陰翳礼讃」の世界
■1章  火の利用が文明を生んだ
■2章  神がみと火
■3章  村むらと火
■4章  かまどと囲炉裏
■5章  たき火からろうそくへ
■6章  石油ランプとガス灯
■7章  白熱電球の誕生
■8章  水車から水力発電へ
■9章  戦前の家庭電化
■10章  灯火管制の夜
■11章  電化生活へのあこがれ
■12章 「光る箱」テレビ
■13章  原発とエアコン
■14章  脱炭素への明かり改革
■15章  モノやサービスの削減
■終章  未知や不便を楽しむ

 

発行 学術研究出版
定価 1,430円
(1,300円+税10%)
情報
  • ISBN : 9784883386888
  • 体裁 :四六判 並製 192頁
  • 発売日 : 2021年9月1日