懸ける女
弟と交わした「俊太を世界一のアーチストにする」との約束を果たすため奔走する仕掛人夏美の痛快活劇。
現代アート作家、雨宮俊太。
彼の作品と人間性に魅せられた秋山夏美、恭平の姉弟。
「いつか雨宮俊太を世界のアーチストにする!」と恭平に約束した夏美は大手新聞社、一流美術評論家、美術館館長たちを巻き込んで、銀座中のギャラリーを俊太のアートで埋め尽くす計画を企てる。
そんな中、俊太の個展開催をチラつかせ夏美に関係を迫っていた美術館館長の焼死体が発見される。
なぜ事件は起きたのか? 夏美の企ては成功するのか?
全てが終わった後に夏美は何を思うのか?
美術界を巡る一連の事件にあなたの目も釘づけになる。
第一章 数へ日
第二章 面無し客
第三章 鳥曇
第四章 思い做す
第五章 雪
第六章 冴え返る
第七章 夢の名残り
第八章 悼歌
第九章 半夏雨

著者 | 西 炎子 |
監修 | – |
発行 | ENKO企画 |
定価 | 1,257円 (本体1,143円+税 10%) |
情報 |
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著者プロフィール
西炎子(にし・えんこ)
兵庫県出身
画家
著書『パッション(還る場所を探して)』2008年刊行
『白い灯小町』(ENKO企画)2011年刊行